アラセくんの学園が吸収合併!?……ということで、第5部からアラセくんの新学園生活がスタートとなりました。
私が中学校を卒業して、早数十年……。そんな私が描く学園生活は、何十周か回っていっそ新しいかもしれません。私にとりましては、最早ファンタジーに近い世界です。
第5部では、新キャラクターのイブキちゃんが登場します。
ちなみにですが、イブキちゃんとの「最悪の出会い」で描いたケムシのエピソードは、私の高校時代の実体験が元になっています。
クラスメイトの女の子のノートにケムシがついていることを私が指摘したところ、その女の子が絶叫しながら持っていたノート類を放り出して猛ダッシュし、教室の壁に背中を張りつけてフリーズしたのです。
私としましては、彼女が知らぬ間にケムシをつぶしてトラウマになってしまう前に伝えたかったのですが、あの時どうすれば正解だったのか、未だに分かりません。
■登場キャラクター
◆大空(オオゾラ) イブキ
cv.近藤玲奈
イブキちゃんは根はいい子なのですが、周囲を巻き込みまくって大騒動を巻き起こしていきます。
そのため、彼女をよく知る子たちから台風の最大クラスの「カテゴリーファイブ」と呼ばれ、恐れられています。
また、喜怒哀楽が激しく、コロコロと表情が変わります。イブキちゃん自身は自分の、感情が高ぶるとすぐに涙が出てしまうところが嫌だと思っているのですが、そういうところも含めてイブキちゃんの魅力だと感じていただければ嬉しいです。
いつも強気なイブキちゃんがふと見せる、弱気なところや照れた表情などにも要注目です。
◆ヒイラギ
モチーフの「鬼姫」と「サラシナヒメ」という機体名、「ヒイラギ」という名前、そしてデザイン案を考案させていただきました。喋り口調や性格といった設定なども合わせて考えました。
「気高く気品に溢れていて、敵とみなしたものには容赦しない」というキャラクターです。
鬼が苦手としているヒイラギを名前につけたのは、幼き日のイブキちゃんということになりました。
ヒイラギちゃんは、そのプライドの高さから煽り耐性が低く、煽られれば辛辣な言葉の数々で煽り返し、自ら喧嘩を買ってしまうという厄介な気質もあります。
それ故にヒイラギちゃんは、台風少女のイブキちゃんのストッパーにはなっていません。
そんなヒイラギちゃんですが、パートナーのイブキちゃんのことを何より大切に思っているので、イブキちゃんを傍で支えてくれている(支えさせられている?)アラセくんへの好感度はかなり高いのです。
◆十文字(ジュウモンジ) ミラ
「いい加減で適当だけど、どこか憎めない先生」です。
そんな性格のため、学園内で様々な問題を起こしてはよく教頭先生に叱られています。
なかなかのトラブルメーカーです。
十文字先生につきましては「自主性を重んじるあまりほぼほぼ授業しないで、午前10時に帰宅するなど、無茶苦茶で自由奔放な教師。一目ぼれしやすく、教師でありながらバラバラ団のメンバーに憧れてしまうなど」という設定をいただいていたので、第7章以降に登場するバラバラ団幹部の1人は、イケメン男性キャラにさせていただきました。
とはいえ今のところイケメン幹部と十文字先生が出会う予定はありませんので、十文字先生がイケメン幹部に憧れる日が来るかどうかは分かりません。
◆クラスメイトたち
コウボウ学園のモブ男子生徒たちは、カタカナ苗字呼びで統一しました。
シナリオの中で下の名前が出てくることはほぼないと思いますが、一応全員フルネームを考えています。
アラセくんが新たに通うことになった学園は共学校でしたので、当初私はアラセくんのクラスメイトに女子がいることも想定して書き始めていました。
ところがほどなくモブ生徒の立ち絵が男子のみという事実が発覚しましたので、慌てて全てのクラスメイトを男子に変更しました。
モブ男子のナガサワくんが女子力高めの女の子っぽいキャラクターになったのは、私がモブ女子を想定していた時の名残のようなものです。
コウボウ学園モブ生徒の立ち絵は男子だけではありましたが、4種類に増やしていただけたので、大変助かりました。
2種類は物理部部員と山岳部部員に割り振らせていただきましたので実質モブ男子生徒の立ち絵は2種類ですが、これがもし1種類だったなら、アラセくんとプレイヤーの皆様の「クラスメイトの顔の区別がつかない」問題はより深刻化していたように思います。
とはいえアラセくんは、メッセージウィンドウ枠上に表示されるキャラクター名を読むことができない設定ですので、今後もアラセくんの混乱は続いて行くことでしょう。
そんなこんなで今は姿が見えないモブ女子生徒ですが、シナリオの端々で存在感をアピールするように心掛けております。
第6部以降になりますが、モブ女子生徒の姿が見られる日もそう遠くないかもしれません。
◆藤田(フジタ) ヨシフミ
熱血勘違い迷惑系モブ男子です。
アラセくんを勝手にライバル認定してきます。
第1章にて校門でアラセくんに絡んでくる他、第4章では商店街にも登場します。
第4章で彼は、相棒のトイワールドのカクロク、シュッポードのボイラーと共に、怒涛の活躍を見せます。
奇しくもトイワールドとシュッポード、新旧オリメダの共演となりました。
「当たって砕け散れ」が信条の彼は、イブキちゃんに次ぐ台風少年と言えるかもしれません。
彼がアラセくんのクラスメイトだったら、アラセくんの毎日はさらに波乱に満ちたものになっていたことでしょう。
◆鈴木(スズキ) ヒロノブ
アラセくんのクラスメイトです。
パートナーはセキゾーのピグマリオンです。
第1章で「根は悪いヤツじゃないかも?」とアラセくんとクロスくんに思われる彼ですが、実はいいヤツでもありません(ピグマリオンはいい子です)。
スズキくんは、周囲の人間が悪戦苦闘の七転八倒をしている姿を見て楽しむという、非常に厄介な性格をしています。
さらに質の悪いことに、頭が切れるときています。
ナガサワくんの話によると、「鬼ごっこやかくれんぼでは負け知らず」とのことです。
イブキちゃんと同じ商店街に住んでいるのですが、何屋の息子かはまだ明かされていません。
イブキちゃんとナガサワくんとは、幼馴染です。
そんな彼は、帰宅部です。
◆古川(フルカワ) キイチ
アラセくんのクラスメイトです。
パートナーはホーニーデビルのモロクです。
新聞部の彼は、ゴシップ専門の自称情報通です。
アラセくんに様々な情報を提供する役割を担っています。これまでのところは、意外とガセではないお役立ち情報も持ってきています。
そんな彼は、カテゴリーファイブの災害をかなり恐れています。一体彼は、これまでイブキちゃんにどんな目に遭わされてきたのでしょうか。
私はフルカワくんを、ガールズバンドのシュシュポップちゃんの大ファンという設定にしました。
そして私は第1章に、「フルカワくんがシュシュポップちゃん(ガールズバンド)の動画配信を見るために急いで家に帰る」というエピソードを入れました。
しかしながらその時の私はまだ、シュシュポップちゃんの動画が本当に配信される日が来ることを知らなかったのです。
そんな訳ですので、その後程なくシュシュポップちゃんの動画配信を拝見した時は、本当に驚きました。
動画が配信されるタイミングもバッチリな感じでしたが、偶然だったのです。こんなこともあるのですね。
■Next→
第2章
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